
花粉症。
文字を見るだけで憂鬱になる人も多いのでは?
花粉症の症状で有名なのは「鼻水」や「目のかゆみ」ですが、実は「聞こえにくい」という症状が出る人もいます。
花粉症と耳に何の関係が??と思うかもしれませんが、実は意外なつながりがあります。
今回は、花粉症が原因で耳が聞こえにくくなる理由と、その対処法についてご紹介します。
目次
1 花粉症が耳にも影響を与える!?花粉症と難聴の関係
1-1 鼻づまり→耳のつまりへ
花粉症の症状と言えばくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目や耳のかゆみなどがあります。
なかでも「鼻づまり」は代表的ですが、この症状が「耳」にも影響することがあります。
鼻と耳は「耳管(じかん)」という管でつながっています。この管は中耳と鼻の奥(上咽頭)をつなぐ役割を持ち、気圧の調整を行っています。
鼻が詰まるとその管が圧迫され、耳の中の気圧が調整されにくくなり、耳の中で圧迫感やこもった感じが生じることがあります。
この状態が続くと、音がこもって聞こえたり、耳が詰まったような症状として現れます。
1-2 花粉症が耳鳴りの原因にも
花粉症による鼻づまりや耳の詰まりが続くと、耳管の圧力調整がうまくいかなくなり、鼓膜の圧力バランスが崩れ、耳鳴り(耳の中で音が聞こえる感じ)を引き起こすこともあります。
耳鳴りは一時的な場合もあれば、長期間続くこともあります。
もし耳鳴りが長期間続いたり、症状が悪化した場合は、耳鼻咽喉科や耳鳴り専門外来を受診することをおすすめします。
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2 鼻をかんだら耳が聞こえなくなった!?対処法は?

花粉症で鼻水が出るので思い切りかんだら耳がつまって聞こえにくくなった!そんな経験はありませんか?
鼻をかんだときに、耳管が一時的に閉塞したり圧力が急激に変化することで、耳がつまったような感じで聞こえにくさが生じることがあります。
そんな時は以下の方法を試してみてください。
耳が聞こえにくくなった時の対処法
①あくびをしたりガムを噛む
あくびやガムを噛むことで耳管が開き、耳の中の気圧が調整されることがあります。
これにより耳のつまりが解消されて聞こえやすくなる場合があります。
②温かいタオルを耳の周りに当てる
温かいタオルを耳の周りに当てることで筋肉がリラックスして耳のつまりが和らぐことがあります。
③無理に耳をいじらない
耳掃除や耳抜きをしたくなるでしょうが、無理に行わないようにしましょう。
鼓膜の損傷や中耳炎を引き起こす可能性があります。
④耳鼻科を受診
鼻をかんだことによる一時的な耳の聞こえにくさは、普通に生活していれば解消されることが多いものです。
もし聞こえにくさや耳の詰まりが長時間続く場合や、痛みを伴う場合は、耳鼻咽喉科の診察を受けることをお勧めします。
3 花粉症による難聴を防ぐ3つの予防方法
1、花粉症を悪化させない
花粉症の症状がひどくなると、耳管が閉塞したり、鼻づまりが耳に影響を与えて難聴を引き起こしたりすることがあります。
- マスクをつける:花粉を直接吸い込むことを防ぎ、目や鼻の炎症を軽減します。
- 抗ヒスタミン薬や点鼻薬:薬を服用することで花粉症によるアレルギー反応を抑え、鼻や喉の炎症を軽減します。
2、鼻の通りをよくする
鼻づまりが続くと、耳管が正常に機能しなくなり、耳の圧力調整がうまくいかなくなる場合もあるため、鼻の通りをできるだけ良くしておくのがよいでしょう。
- うがい:花粉やほこりがのどに留まらないようにうがいをすることで、のどの粘膜を清潔に保つことができます。
- 乾燥を防ぐ:乾燥した空気は鼻の粘膜をさらに乾燥させてしまうので、加湿器を使うなどして、部屋を湿度が保たれた状態にするとよいでしょう。
- 鼻洗浄:鼻うがいや生理食塩水での鼻洗浄を行うことで、花粉を物理的に取り除くという方法もあります。
3、耳への負担を減らす
鼻づまりやアレルギーの影響で耳が詰まったり、耳管が閉塞しないように耳を保護しましょう。
- 強く鼻をかまない:鼻を強くかむと、耳管が閉塞したり、耳に圧力がかかることがあります。鼻をかむときは優しく行いましょう。
- 耳をいじったり耳抜きをしない:耳の中をいじったり、無理に耳抜きをすると、耳の中に不必要な圧力をかけてしまい、耳管の機能がさらに悪化する可能性があります。耳抜きは慎重に行い、自己流で行わないようにしましょう。
まとめ
このように、花粉症は鼻や目の症状だけでなく、鼻づまりをきっかけに耳のつまりや聞こえにくさ、耳鳴りなどを引き起こすことがあります。
花粉症による鼻づまりと耳のつまりは、花粉症が収まると自然に解消する場合がありますが、日頃から花粉症を悪化させない工夫や鼻・耳への負担を減らすことが大切です。
少しでも耳の異常を感じたら、我慢や放置をせずに耳鼻咽喉科を受診しましょう。



